介護業界における短期派遣という働き方は、他の業界とは少し特徴が異なっている可能性があります。例えば、イベントスタッフの派遣などであれば、イベントが開催される当日や、準備期間などを含めた数日間といった非常に短い日数だけ働くことになる場合が多いと思います。
しかし、介護業界における仕事は、一般的には施設などに常駐して利用者の介護を行うスタイルを取ることになります。このため、数日間に限定されるケースよりも、雇用期間を区切って働くことになる可能性が高くなり、2ヶ月以内や来年の3月までといった区切り方がその代表例です。
また、このような短期派遣にもメリットとデメリットの両面がある点も理解しておきましょう。メリットとしては、自分の希望するシフトを確保しやすいことが挙げられます。介護業界において夜勤などの変則勤務は、切っても切り離せない問題です。しかし、派遣契約を結ぶ時点で、そういった夜勤を含めた働き方をするかどうかを選択できるため、就業後にシフトに組み込まれてしまうといった問題を回避しやすいと言えます。
一方でデメリットは、雇用期間が切れた後の仕事の保証がないという点です。希望するような仕事がなかなか見つからない場合、まずは短期でと働き始めるケースは珍しくありませんが、常に次の仕事を探す努力は欠かせません。今の仕事でスキルを磨くことや次の仕事に向けて資格取得を目指すことなどを忘れないようにしましょう。